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ひと ゆめ みらい>マンガでパラスポーツの魅力発信 小出佳那さん(21)=江戸川区:東京(TOKYO Web) - 東京新聞

パラスポーツを題材にマンガを描いた小出佳那さん=江戸川区で

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 オランダに留学した主人公の男子高校生は、同国発祥のスポーツ「コーフボール」に出会い、互いを認め合うことの大切さに気付いていく−。パラスポーツの魅力を広めようと江戸川区が作ったマンガのあらすじだ。

 通っていた専門学校に協力依頼があり、作画する権利を学内コンペで勝ち取った。担当することが決まったものの、五輪やパラリンピック種目ではないコーフボールは「屋外でやるのか室内でやるのかも知らなかった」。YouTubeで動画を繰り返して見て、細かい動きを研究した。

 コーフボールはバスケットボールを基に、男女混合で楽しめるスポーツとして考案された。異性へのマークを禁止する独特のルールがあり、「球技なのに男女関係なく楽しめる」とはまっていった。

 小さい時から絵を描くのが好きだった。漫画家になることを目指して、江戸川区の東京コミュニケーションアート専門学校に入学。マンガ専攻で技法や表現力を学んだ。

 少年マンガを描くことが多いが、「キャラクターの個性がないと言われ続けてきた」。そこで、登場人物の好きな食べ物や趣味など、本編には描かれない部分も細かく設定するように。試行錯誤を始めた直後の今回の受賞だった。

 「感情表現が豊か。喜怒哀楽がしっかり描けている」とは、担任だった和田聡さんの評。今作では、コーフボールをプレーする場面は特に大きめのコマを使い、生き生きとした表情が際立つ。

 賞を取るのも、作品が広く世の中に出るのも初めての経験だった。「作品が認められて自信が付いた」とはっきりと口にする。慣れない取材にも堂々と受け答え、「人前で話すのは苦手だったのに」と、かつての講師陣を驚かせた。

 十一日に卒業式があり、「同じ志の仲間に刺激を受けながら成長できた」という三年間を終えた。四月からは漫画家として第一歩を踏み出す。ペンネームの「加藤とか」は、高校卒業まで師事した恩師の名字から取った。

 人と話すことが苦手だった幼少期、マンガは、趣味が合う友達と話すきっかけをくれた。「自分がそうだったように、誰かの救いになるような作品を描きたい」。今作の最後で主人公が見せるような、希望に満ちた表情で語った。 (加藤健太)

<江戸川区のパラスポーツマンガ> 小出さんが作画したのは第2弾の「Orange Memories オランダからの贈りもの」。A5判、32ページ。区内の図書館やスポーツ施設、病院などに置かれ、区のホームページでも読める。第1弾はパラバドミントンを題材に一昨年秋に発刊。車いすラグビーを取り上げる第3弾を現在制作中。

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March 23, 2020 at 05:00AM
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