高収益体質エクササイズ 第85回
多くの中小企業を顧客に抱える古田土会計の代表、古田圡満氏が、中小企業の社長が知っておくべき財務・経営の考え方を分かりやすく指南。今回は支払いの前倒しで得られるメリットについて。「仕入割引」「売上割引」の仕組みを知って活用すれば固定費削減につなげられることがあります。
会計科目に「仕入割引」や「売上割引」というものがあるのをご存じでしょうか。この仕組みを知っておくと、仕入れの支払いを漫然と3カ月後などと決めていてはダメだと分かります。
手元資金に余裕があるならさっさと前倒しで払い、仕入割引を受けることです。さらに短期借入金の利率と仕入割引の率をよく知った上で、銀行からの借入金で前倒しで払うことも考えます。
分かりやすくするため、単純な例で説明しましょう。
A社はB社からただ1つの品物を毎月仕入れて販売している会社とします。仕入代金の支払いは3カ月後の約定です。A社の月商は10億円、粗利益率(粗利率)10%、固定費は毎月8000万円という収益の構造です。
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