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安西幸輝×鈴木優磨「ここでの競争に勝てなかったらどこに行ってもダメ」 海外移籍した2人の決意(VICTORY) - Yahoo!ニュース

2019年まで鹿島アントラーズに所属した安西幸輝と鈴木優磨は、次世代における日本代表の中核を担うべくヨーロッパに活躍の場を求めた。彼らが初の海外移籍で感じたこと、日本との環境の違い、そして「ここでの競争に勝てなかったらどこに行ってもダメ」とまで語る彼らの決意とは――

グリーン車からバス移動に―― 海外で培うハングリー精神

――今季は初の海外移籍となった2人ですが、今季を振り返ってみてください。 安西 ざっと1年が経ちました。2人でよく話していることなのですが、海外のリーグはJリーグとはサッカーの種類が全く違います。日本で良い選手がこっちで活躍できるかというと、それは違う。こっちのサッカーに順応することが大事と、よく話しています。僕は7月にこっちに来て開幕から順調で、クラブでも試合に出られて日本代表での活動もさせてもらっていました。しかし、今年2月に監督が代わってからは、試合に絡めなくなることが多くなりました。なので、難しいシーズンになりましたが最初のほうはうまくいっていたので、良いことも悪いことも半々くらいかなって思っています。 鈴木 今季の1年は、いろいろとサッカーで考えるタイミングがありました。ふたを開けてみると、5大リーグとは違ってベルギーリーグはどこまでいっても結果でしか見られない。今シーズンを振り返ってみて、改めて重要だなって思ったのが結果でしたね。これまでの鹿島アントラーズにいた自分だったら、なるべく時間を作って攻撃の始まりになりたいとか、自分がいることによってチームをうまく回したいというような思いでプレーしていました。だけど極端な話ですが、自分のなかでそういった起点となるようなプレーよりも、こっちに来てからは「まずは点を取りたい」という気持ちが強くなり、それが大事だと思っています。チームとして勝つということも大事ですけど、それにプラスして得点という数字で見られますし、その得点が勝利につながります。こっちは結果でしか認めてくれません。それは知っていましたけど、改めて思っていた以上に結果が大事だなって感じましたね。 ――プレー以外の環境に適応するのに、苦労はしませんでしたか? 鈴木 僕は移籍が初めてで、食事は苦労しましたね。やっぱり主食が米でははないですし、こっちは油を使った料理が多い。ちょっと離れたところで日本食のお店があるとかって、こっちのことを知るまでの時間が必要で慣れるまでに時間は掛かりましたね。 安西 僕は権田(修一)選手もいましたからね。ポルトガルは気候も暖かくポルティモンの街は海が近くにあって、環境面では問題なく過ごせています。食事の面では日本食というものが全くないのですが、ポルトガルの料理はすごく美味しいので、そこまで問題にはなっていませんね。 鈴木 問題ないんじゃないか(笑)。 安西 でも、日本食は食べたいだろ(笑)。 ――自炊はしなかったのですか? 安西 優磨はしていたでしょ? 鈴木 数えられる程度しかしてない。シント=トロイデンVVにいる日本人選手は仲が良いのでリフティングのゲームなどをして、負けた人が自炊してみんなに振る舞うというのが流行っているんですよ。だから、一人ではあんまり自炊してないですよ。 安西 僕は全くしないですが、権田さんの家でよくご馳走になっています。優磨がベルギーで自炊を始めたと聞いたときは、さすがに本気でびびって僕もやらないとまずいなって思ったんですけど、やっぱりダメでしたね(笑)。 鈴木 安西のところは、クラブから朝昼晩の食事が出るんですよ。だから、自炊する必要はないんですけど、僕らは朝と昼しか出ないので夜はどうしてもしなければならないんです。 安西 確かに、そうだね。 鈴木 こっちは大変ですよ。サッカーではない部分での戦いも多いですからね。 安西 確かに、それはあるね。 ――シント=トロイデンVVは日本企業のDMMが経営しているので、日本人選手にとってもっと良い環境が用意されているのかと思っていました。 鈴木 そんなことないですよ。むしろ、いろいろな意味で這い上がってやろうと思える環境かもしれないですね。恵まれているわけでもありません。こっちよりもJリーグのほうが恵まれていますね。やっぱり日本はすごいですよ。こっちのように活躍してステップアップしなければならないと言われているリーグでは、すべてに対して良い意味でハングリー精神が出てきます。 安西 Jリーグでは鹿島という日本を代表するようなチームにいました。優磨ともよく話していることなんですけど、ポルティモネンセやシント=トロイデンVVは海外のなかではステップアップに利用するようなチームだと思います。Jリーグのときは、飛行機や新幹線での移動が主でした。ポルトガルにも新幹線はありますが、主要な交通手段がバス移動なんです。ポルティモンはポルトガルの端にあるので、アウェイの試合ではだいたい7時間くらいのバス移動になります。日本ではグリーン車とかでの移動が当たり前だったんですけど、バスで7時間なんてプロになってから初めての経験でした。そういったところで、こっちに来てからハングリー精神が鍛えられました。チームメートを見ていても練習から「今日しかない」って感じで挑んでいるので、僕自身もハングリーになれていると思います。

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July 23, 2020 at 05:00PM
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