三越伊勢丹ホールディングスは、タイのバンコクで28年間営業してきたデパートの店舗を、ことし８月に閉店することになりました。周辺に商業施設の出店が相次ぎ、競争が激しくなったことが背景にあるとみられます。
閉店するのはバンコク中心部のショッピングセンターにある「バンコク伊勢丹」です。
1992年にオープンしてから、成長する東南アジアの需要を取り込もうと、日本のデパートと同様の接客や品ぞろえを提供してきました。
去年３月期の決算では最終利益が8600万円と、８期連続で黒字を確保していますが、周辺に商業施設の出店が相次ぎ、競争が激しくなる中で売り上げが伸び悩んでいました。
さらに、ショッピングセンターの賃貸契約の交渉で折り合いがつかなかったため、ことし８月末での閉店を決めたということです。
現地で雇用しているおよそ160人の従業員は解雇する方針ですが、再就職の支援などを行うことにしています。
三越伊勢丹ホールディングスは今後、フィリピンや中国で現地の不動産会社などと共同で複合施設を展開したりして、海外事業の収益力を強化することにしています。
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March 16, 2020 at 06:25PM
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「バンコク伊勢丹」８月閉店へ 周辺に出店相次ぎ競争激化 - NHK NEWS WEB
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