コンピューター横編み機大手の島精機製作所が13日発表した2020年3月期の決算は連結最終損益が84億円の赤字となり、8期ぶりの最終赤字となった。21年3月期の業績予想も「新型コロナの収束の時期を全く見通すことができない」として見送った。
同社は横編み機の売上高が全体の3分の2を占める。ニット製品を縫い目なしに編み上げることができるホールガーメント機を開発するなど高い技術力を持つ世界的なメーカーだが、新型コロナなどの影響で全ての地域で販売が落ち込んだ。
ただ、業績はコロナの感染拡大以前から不振に陥っていた。中国メーカーとの競争激化や米中貿易摩擦などが響き、18年3月期に718億円あった連結売上高は20年3月期は332億円と半分以下に減った。
同社は販売回復の時期について「今の段階では見通せない」(島三博社長)としている。21年3月期の設備投資については「赤字解消に向け極限まで抑える」(同)として前期の38億円から20億円程度に減らす。ただ開発投資については前期並み(約37億円)を維持する方針だ。
一方、同社は主要顧客であるアパレル業界が新型コロナ問題以前から大きな変革期にあるとみる。「従来の大量生産型から、無駄なく必要なときに必要な分だけ生産する」ビジネスモデルに転換しつつあるという。
同社は今後、顧客業界のこうした構造変化をにらみ、衣服製造の効率化などで商機を開拓する。店頭で消費者の体形をスマホなどを使って測定し、横編み機で体形に合った衣服を製造する受注生産型システムの提供にも取り組む。
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May 13, 2020 at 07:23PM
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島精機、最終赤字 中国勢と競争激化 アパレル変革に的 - 日本経済新聞
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