【球界ここだけの話(1956)】
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新型コロナウイルスの感染拡大による米国スポーツ界の損失が、最低でも120億ドル(約1兆2831億円)、失業者も数十万人を出すとESPNが報じた。従業員への給与未払い、放映権による損失など影響はさまざまな分野に広がっているが、一番気にかかっているのは、球場周辺のローカルビジネスだ。
ヤンキースの本拠地、ヤンキースタジアムは毎試合約4万人が集まる大人気球場で知られているが、周辺も負けじと大いに盛り上がる。満員のスポーツバーではピンストライプを着たファンたちがスクリーンに向かいヤ軍を応援し、グッズ店では行列ができ、路上では「球場よりも安い」と大声でペットボトルの水を販売する人もいる。試合前後に球場の周りを散策するだけでも楽しいくらいブロンクスの街はいつも活気に満ちていた。それが今は新型コロナウイルスの影響でスポーツバーも、グッズ販売店も全て一時閉店を余儀なくされている。あるバーでは約1万5000ドル(約160万円)分の食材や酒を開幕準備として事前に購入も支払いできない状態だという。さらに月2万ドル(約210万円)の家賃も試合なしでは払うことができず閉店も考えているという。
メジャーだけではない、毎年8月に米ペンシルベニア州ウィリアムズポートで開催されるリトルリーグ世界選手権大会も史上初の中止となった。2012年に当時13歳の清宮幸太郎(現日本ハム)らが活躍した「東京北砂」などが優勝経験ある大会で、私も16、17年に取材した。ウィリアムズポートは小さい街で、どこに行ってもすごく温かく接してくれる。地元熊本を思い出すようで好きだった。今年は大会中止で経済損失が40000万ドル(約43億円)を超えるというのを知って心が痛んだ。世界中から少年・少女が集まるこの大会は子供たちにとってはめったにできない経験で、当時取材した少年が「外国人と触れ合え、ハイタッチとかハグとか積極的にしてくれた」と野球以上に得た思い出をうれしそうに教えてくれたことを今でもよく覚えている。
スポーツの影響は球場に訪れる客やテレビで観戦するファンだけではない、街のビジネスや子供の将来など、さまざまな面で大きく関わる。開幕時期のめどがいまだに立っていない大リーグ。一刻も早く終息し、街全体でスポーツを楽しめる日がくるのを心待ちにしている。(竹濱江利子通信員)
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May 07, 2020 at 11:00AM
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