東京 杉並区のサッカークラブ「FCレガウ」は、幼稚園児から中学1年生まで、およそ100人の子どもたちが所属し、コーチも7人います。
しかし、今月上旬から試合や全体練習といった活動を休止し、会費も徴収していません。代表を務める青木玲雄さんはコーチたちへの支払いなど経営面に懸念を示したうえで、子どもたちについて「運動不足に加え、予定されていた大会もなくなりました。この先、どういうモチベーションでどういった練習をやっていけばいいのかを考えています」と現在の状況を心配していました。
こうした中、青木さんが取り組み始めたのがオンラインの活用です。子どもたちに自宅でサッカーに親しんでもらおうと、プロ選手の映像や屋内でできる練習メニューを紹介しています。
このほか、それぞれの練習の様子を動画で撮影してもらってコーチに送り、映像を見たコーチが個別にアドバイスする方法を提案しています。
また、子どもたちが集まれる機会を提供しようと、今月12日、オンラインでミーティングを開きました。40人ほどが参加しましたが、青木さんはその時、サッカーの練習の時には見えなかったクラブの役割に気がついたと言います。
「子どもどうしで大人数でしゃべるということがしばらくなかったので、子どもたちもすごく興奮していて、また違った一面を見ることができました。きのう何をしていたとか、どんなテレビ番組を見ていたとか、ふだん話さないようなことも話していておもしろかったです。コミュニケーションに飢えていたのかなと思いました」。
子どもたちの評判は上々で、その後も週1回の割合でミーティングを開催、参加率は9割近いと言います。
今月22日に取材をさせてもらった小学校高学年のミーティングには、およそ40人が参加しました。ここでも子どもたちがふだんの生活について互いに報告しあったほか、サッカーについてどうすれば上達するか、活発に意見を交わしていました。
参加した男の子の1人は「ミーティングに参加すると懐かしい気持ちになるし、心が晴れます。話が出できることは楽しいです」と話しました。
青木さんは「前回のミーティングでリフティングの話になったら盛り上がって、そこからどんどん子どもたちが積極的に自主練習をするようになっていきました」とミーティングの効果を説明したうえで「みんなが笑顔で楽しいと言ってもらえるのを見ると、またやりたいかなと思います」と、クラブが持っている子どもたちのコミュニティーとしての役割を改めて感じている様子でした。
青木さんは10代でブラジルにサッカー留学をした経験を踏まえ「国が違ってもサッカーを通じて仲よくなったという経験が自分にはあるので、年齢や学校が違っても友人を作ってほしいという思いがあります。今は体を動かせない時期ですが、再開できるときにはサッカーの楽しさがより分かるし、友人とのつき合い方や仲間意識がすごく感じられるのではないかと思います」と練習の再開を心待ちにしていました。
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April 29, 2020 at 05:59PM
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スポーツクラブの休止相次ぐ 経営や選手育成に懸念も - NHK NEWS WEB
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