文 鈴木達朗
国際プロサッカー選手会(FIFPro)の統計によれば、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響でシーズンが中断になった数週間のうちに、女子選手の22%、男子選手の13%がうつ病傾向の症状を示しているという。
この状態がいつまで続くのか、一般の人々と同様に、スポーツ選手たちも将来に向けての不安や現状へのやるせなさなど、心理的な負荷がかかっていることを示す結果だ。こういった時、何が必要になるのだろうか。
4月26日のドイツ週刊新聞『ツァイト』は、スポーツ心理士としてドイツ代表に帯同しているハンス・ディーター・ヘルマン氏から話を聞いている。同氏は「今回の危機は心理的な痕跡を残すことになるだろう」と語っている。
監督やマネージャーからの問い合わせが増加
ヘルマン氏によれば、選手からの問い合わせよりも、クラブの監督やマネージャーからの問い合わせが増えているという。
「選手たちを助けるために、どのように働きかければいいのか。また、これから始まる無観客試合に向けて、どのような準備を進めるべきなのか、といった内容だ。アイディアの話し合いやクリエイティブな解決法への需要がこの数週間のうちに増えている」
また、ヘルマン氏の視点では、こういった危機的な状況にある時は、チームとしてのパフォーマンスより、選手個々と連絡を取り合う時間が重要になるという。
「選手とコミュニケーションを取り、彼らの話に耳を傾け、質問し、定期的に連絡を取り合うことが緊急の仕事となる。トレーニング時でも、電話でもビデオ通話でも構わない」
また、現在は監督たちの仕事の量にも大きな差が出ているという。積極的に動いている監督たちは「今は普段のシーズン中よりも時間がない」と話しているそうだ。ヘルマン氏はその理由をこう説明する。
「選手一人ひとりに時間を割いているからだ。このように、状況が不確定な時は監督と選手間の関係性に時間を費やすのがマネージャーとして最善の行動となる。将来が不明瞭な時期に選手たちの心理的な状態を安定させることは、後に大きな効果をもたらすことになる」
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