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高速の深夜割引見直し、来年3月ごろ開始 午後10時~午前5時走行分に限り割引適用 - 産経ニュース

東名高速道路(鴨志田拓海撮影)

東日本、中日本、西日本の高速道路3社は12日、2024年度中としていた深夜割引の見直し時期を来年3月ごろにすると発表した。トラックドライバーの労働環境改善などを狙い、午後10時~午前5時の7時間に走行した分に限り、割引を適用するのが柱。時間内に少しでも距離を稼ごうと速度超過するのを防ぐため、走行距離に上限を設け割引額を算出する。

現在の深夜割引は午前0~4時の4時間で、この時間帯に少しでもかかれば、走行分の全てが30%引きになる。このため出口付近では、午前0時になるのを待つトラックなどの滞留を招いている。

割引は自動料金収受システム(ETC)搭載車が対象。今回の見直しでは、料金所や本線上に設置したアンテナの通信記録から、午後10時~午前5時の走行距離を算出し、料金を30%引きとする。適用路線は従来と変わらない。

割引の上限は、軽自動車や普通車などが1時間当たり105キロ、大型車などは90キロ。スピードを出し、実際には上限を超える距離を走っていたとしても、超過分は割引が適用されない。

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