九日投開票の川崎市議選の投票率アップに向けて、市内の団体などでつくる「GoVote KAWASAKI」が、投票済証明書を見せれば飲食店などで割引を受けられる「センキョ割」を企画した。ホームページ上で店の場所や選挙の情報が見られる地図アプリや、候補者アンケートも公開している。メンバーは「川崎にいたら、選挙でこんな楽しいことがあるんだという一つのムーブメントになってほしい」と願う。(竹谷直子)
GoVoteは、街づくりや社会課題に取り組む市民団体などで昨年の参院選の前に発足し、「センキョ割」を実施。今回は十六の団体と個人の計約五百人が参加。新たにホームページ上のアプリで投票所やポスター掲示場の位置、センキョ割の店の情報も見られるようにした。連絡先が分かった全ての候補者に、最重点政策を問うアンケート回答も随時更新している。
キャッチコピーは「目指せ!政令都市 投票率No・1」。前回の川崎市議選の投票率は41・43%と過去最低を更新し、十七政令市議選平均の43・28%も下回った。アプリを開発した市民団体「オープン川崎/Code for KAWASAKI」の山田洋志副代表(42)=高津区=は「ポスターの掲示場などを地図にすることで、若い子にも情報を届けたい」とする。
センキョ割は一部の店で既に始まり、飲食店やクリーニング店など約三十カ所が賛同。会計から五百円引きや、ワンドリンクサービスなど各店が考えた割引を行う。ポスターは、投票を呼びかける内容と、センキョ割をしていることを表す内容の二種類を、異なる六つのデザインで用意した。
ポスターを担当したアートディレクターの川崎塁さん(46)=東京都世田谷区=は「選挙を街全体で一種のイベントみたいにできれば。ポスターは、いろんな種類があるので張る方も見る方も楽しんでもらえれば」と狙いを話す。参加店の一つ、川崎市中原区の飲食店「鈴や」の蟹江典子さん(43)は「アルバイトは高校生や大学生が多い。店で働いている子にも選挙に行こうと伝えられたら」。
ジェンダー平等を考える市民団体「ジェンクロス・カワサキ」代表の岡田恵利子さん(41)=幸区=は「(政令市議選などの選挙運動期間は)九日しかなく、候補者の政策や人柄をじっくり知る機会が少ない」と指摘。アンケートにあたり「連絡先が分からない人がいた。市民の声を聞く気があるのかと思う」と話した。
詳しくは、GoVote KAWASAKIの公式ホームページへ。
関連キーワード
おすすめ情報
from "割引" - Google ニュース https://ift.tt/H4YZhji
via IFTTT
Bagikan Berita Ini
0 Response to "投票行ってトクしよう! 川崎市民ら「センキョ割」企画 証明書提示 ... - 東京新聞"
Post a Comment