スーパーなどの食品売り場の割引情報を発信し、売れ残りによる食品ロスの削減につなげようと、岡山大が割引食品ライブ中継アプリ「のこり福」を開発した。10月の食品ロス削減月間に合わせ、岡山市内6店が参加して8日から、アプリによる社会実験「のこり福キャンペーン」を展開する。利用実績データを検証し、無駄の出ない品ぞろえに役立てる。
岡山県の推計によると、県内の食品ロス発生量は年間(2019年度)12万7000トン、そのうち食品小売業からは1万1000トンに上るという。アプリを企画したのは同大低炭素・廃棄物循環研究センターや学生によるクラブ活動「DS(データサイエンス)部」など4者。担当の松井康弘・学術研究院准教授(廃棄物工学)は「フードバンクや公共冷蔵庫なども食品ロス対策になるが、十分ではない。より多くの人に協力してもらおうと、アプリによる情報発信を思いついた」と話す。
各店の総菜や鮮魚売り場などに1~3台のライブカメラを設置し、閉店3時間前から中継画像(静止画像を5分ごとに更新)を配信する。それとともに、割引シールなどの画像情報を元に学生が商品名、価格・割引率などの文字情報を入力してアップする。一部店舗は利用額に応じた割引クーポンなども付与する。
アプリは各店に掲示するポスターのQRコードや、キャンペーンのホームページ(https://www.nokorifuku.com/)からダウンロードし、自宅の郵便番号、性別、年代、職業、家族数を入力する。
参加事業者側は「天候の急変で客足が鈍ることもある。アプリ利用者の年代や居住地区もわかり、商品構成などに反映できそうだ」と期待する。参加店は岡山高島屋、岡山大学生協、おかやまコープ東川原店、天満屋ハピーズ津島店、フレスタ津島店、森のマルシェ柳川店。31日まで。【石川勝己】
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