2022年ホリデーシーズンのセールは過去最大の割引に…例年とは異なる3つのポイント - Business Insider Japan

Adobeによると、パソコンの割引率は2021年の10％から32％にまで高まると予想され、家電製品の2022年の割引率は27％に達する可能性があるという。

11月24日（木）のサンクスギビングデー（感謝祭）は家電製品、11月25日（金）のブラックフライデー（Black Friday）はテレビが最もお買い得な日になり、翌日の11月26日（土）には玩具の大幅な値引きが予想されるという。

レポートによると、アパレルとスポーツ用品の特売は11月27日（日）に行われ、11月28日（月）からサイバーウィーク（Cyber Week）に入るが、サイバーマンデー（Cyber Monday）はコンピューターや家具がお買い得になると予想されている。

2.ホリデーショッピングの開始時期が早まる

今年のホリデーシーズンは、10月11日と12日に実施されたアマゾン（Amazon）のプライムセール第二弾｢プライム・アーリー・アクセス・セール（Prime Early Access Sale）｣のような大型売り出し日による消費の早期化の影響を受けると予想されている。

｢10月の早期割引によってサイバーウィーク前後に発生したであろう支出が前倒しされており、2022年のホリデーシーズンはいつもとは様相が異なるものになりそうだ｣とAdobeのグロースマーケティング＆インサイト担当のバイスプレジデント、パトリック・ブラウン（Patrick Brown）は、述べている。

2022年1月から8月の間に消費者はすでに5900億ドル（約87兆円）以上をオンラインショッピングで消費しており、この数字は2021年の同時期より8.9%多いとブラウンは付け加えている。

7月12日と13日に実施されたアマゾンのプライムデー第一弾は非常に好調で、7月の消費額は前年比20.9％増の737億ドル（10兆8666億円）に達している。Adobeのレポートによると、これらの早期割引イベントは｢一部の消費者に対して買い物を早期に始めるように誘導しており、サイバーウィークの業績に影響を与える｣という。