スマホで割引乗車券南砺金沢線バス半額キャンペーンも｜政治・行政｜富山のニュース｜富山新聞 - 北國新聞デジタル

「デジタルチケット」の導入で利便性が向上した南砺金沢線バス＝南砺市のＪＲ城端駅前

　●田中・南砺市長が説明

　南砺市が旧井波駅―金沢駅西口で運行している南砺金沢線バスで１日、割引乗車券「殿さま街道フリーパス」をスマートフォンで購入・利用できる「デジタルチケット」が発売された。フリーパスが南砺、金沢の販売施設だけでなく全国で購入可能となり、金沢からの日帰り旅行への利用促進を目指す。１日、田中幹夫市長が市役所で定例会見を開き、明らかにした。

　割引乗車券には、発行日から２日間有効の殿さま街道フリーパス（大人１６００円、小人など８００円）と、３日間有効の殿さま街道フリーパス＋（プラス）（大人３８００円、小人など１９００円）がある。＋は、高岡駅前―白川郷の世界遺産バス全区間も利用できる。市観光協会の商品として販売されている。

　デジタルチケットは、スマホからアプリをダウンロードして購入する仕組み。先着で各８００枚を半額とするキャンペーンも始めた。市は今年度一般会計当初予算に事業費２６１万円を計上していた。

　南砺金沢線バスは、市の委託を受けた加越能バス（高岡市）によって１日６往復１２便が運行されており、うち６便がＪＲ城端駅を経由している。昨年度までコロナ禍（か）で乗客数が落ち込んでいたが、今年度は４～７月の乗客数が前年度同期比３３％増となっている。

　●人気ユーチューバー、アオハル祭に出演

　田中市長は、２３日に高校生発案の企画実現を目指す事業「ボクなん」の一環として旧南砺福光高で開くイベント「アオハル祭」に、人気ユーチューバーグループ「４８（フォーエイト）」が出演することをアピールした。高校生実行委員が、呼びたい有名人として声を掛けて快諾を得たという。

　アオハル祭で、市内在住のシンガー・ソングライター北村瞳さんが作詞作曲した「ボクなんソング（仮称）」が発表されることも説明した。

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