余った服、毎日3～8割引 LuckRack大宮マルイ店｜NIKKEI STYLE - Nikkei.com

ラックラックは30～80％割引きを掲げている（大宮マルイ店）

ゲオホールディングス（HD）傘下のゲオクリア（名古屋市）は、衣料品や雑貨を割安で販売する「LuckRack（ラックラック）　大宮マルイ店」を出店した。この店はメーカーで過剰在庫になった商品を仕入れて販売する「オフプライスストア」。消費者にブランド品を安く売りつつ、業界で問題の衣料品廃棄の削減に貢献できる業態として関心を集める。

価格は毎日30～80%引き

JR大宮駅から徒歩3分の商業施設「大宮マルイ」（さいたま市）。3階を訪れると「毎日30～80％引き」を掲げるラックラックの看板が目に飛び込んできた。店内には割り引きタグが付いた大手スポーツアパレルブランドなどの服が並ぶ。中にはTシャツの割引率が9割超で販売価格は390円といった破格の安さの商品もある。

安さの理由はメーカーなどで売れ残った商品を並べているためだ。衣料品メーカーには大量生産することで単価を抑えるぶん、売り切れずに余剰在庫を抱えてしまう企業がある。販売時期を逃して流行に合わないなどの理由から大量廃棄される場合もあるという。こうした余剰在庫をメーカー各社から安く仕入れることで廉価販売を実現するのがオフプライスストアの仕組みで、米国で人気の高い業態とされる。

アウトレット店も似た業態だが、基本的には店を運営するメーカーの商品のみ扱う。一方でオフプライスストアでは非メーカー系企業が様々なブランドの商品を仕入れており、1つの店内が小さなアウトレットモールのような状態だ。利用客は様々なブランドを見比べながら買い物しやすい。

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