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フェンシング高校総体代替大会をスポーツ庁が後援 - ニッカンスポーツ

新型コロナウイルス感染拡大の影響で史上初の中止となった全国高校総合体育大会(インターハイ)の代替開催となる、フェンシングの全国オープン大会「High School Japan Cup 2020」が今月25~27日、神奈川・星槎レイクアリーナ箱根で行われる。

大会の実行委員会によると、4日付でスポーツ庁の後援を受けることが決定した。実行委は6月、フェンシング日本代表41人と陸上の末続慎吾ら他競技の五輪アスリート10人の計49人が賛同して発足。ただし、賛同者による任意団体で公的な組織ではなかったため、インターハイの代替大会とはいえ、高校生が出場したくても学校等から参加許可を得られないケースが確認されていた。

その中で行政機関のお墨付きを得ることが決まり、08年北京オリンピック(五輪)フェンシング日本代表の監督を務めた江村宏二プロジェクトリーダーは「スポーツ庁の後援をいただいたことで、1人でも多くの高校生が出場できるようになればと期待しています」と歓迎した。スポーツ庁からは「大会が無事に開催され、子供たちが最高のパフォーマンスを発揮できる素晴らしい大会になることを願っております」との激励の言葉をもらったという。

今年限りの特別な大会に向け、江村氏は「本大会の社会的意義、また、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐ先進の安全対策が評価いただけたものと考えております」ともコメント。その対策は2つの柱から設計した。

<1>感染症リスクを最小化するためのスクリーニング、標準予防策(スタンダードプリコーション)の徹底

<2>アクレディテーションシステムにより参加者の行動ログを収集し、参加者(選手・コーチングスタッフ・大会スタッフを含む全ての入場者)から新型コロナ感染者が発生した場合、当該感染者の行動を事後にすべてトラッキング(追跡)可能とする事後対策

<1>は「空間除菌剤の常時噴霧」「すべての参加者が滞在する宿泊室に対する、二酸化塩素ガスによる事前消毒」「会場ゲートでのAIによるマスク着用状態の確認と非着用者へのアラート」など、その数30に迫る項目を徹底する。

<2>も「すべての参加者にNFCチップ入りアクレディテーションカードを配布」「すべてのゾーン境界にNFCリーダー付きKiosk端末を配置し、すべての通過・滞在情報をサーバーに一括記録」など、有事の際の善後策を用意する。現状、考えられる限りのコロナ対策で高校生を出迎える。

また、今大会では協賛金約1000万円、物資や人的サポート1000万円相当を確保。当初目標にしていた2000万円規模の運用プロジェクトとなった。この支援等で大会運営費をまかなえるようになったため、参加を希望する高校3年生全員、および高校1、2年生の出場費は無料。3日間で、のべ200人程度が出場予定となっている。

江村氏は「このような時期ですが、しっかり安全対策を実践すれば大会を開催できることを、この大会を機に、ほかの競技団体にロールモデルとして示すことができればと強く思っています。何よりも、選手たちがこれまでの練習の成果を発揮できる機会を増やしたいと思っています」と成功を誓い、高校生にさらなる参加を呼びかけている。

大会の詳細は「High School Japan Cup 2020」公式サイト(https://japan-cup.org)で。【木下淳】

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September 10, 2020 at 07:48AM
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