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フィギュアは「少女しかできないスポーツ」ではない!と断固として言いたい理由(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース

女子フィギュアを席捲

 先日、女子フィギュアスケートのロシア選手、アレクサンドラ・トルソワ(15)のコーチ変更のニュースが世界をかけめぐった。長年師事してきたエテリ・トゥトベリーゼ氏のもとを離れ、エフゲニー・プルシェンコ氏に師事することになったという。

【写真】フィギュアスケートにすべてを捧げた「少女」たち

 女子フリーの世界最高得点を持ち、4種類の4回転ジャンプを跳ぶトルソワ選手は、2019-2020年の女子フィギュアを席巻した「ロシア3人娘」の一人だ。他はアリョーナ・コストルナヤ(16)、アンナ・シェルバコワ(16)で、いずれものエテリ氏の門下で高難度ジャンプを磨き、昨シーズン、ジュニアからシニアに上がるやいなや、グランプリファイナルの表彰台を独占した。日本のエース紀平梨花選手は4位だった。

 今年(2020年)3月に予定されていた世界フィギュアでも、彼女たちの活躍が期待されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大にともない、残念ながら開催中止になった。

 思えば、ちょうど一年前の世界フィギュアで優勝したのは、こちらもエテリ門下生のアリーナ・ザギトワ選手だった。現地(さいたまスーパーアリーナ)で応援していた私は、ザギトワの気迫と美しさに圧倒されたことをよく覚えている(ISUの公式YouTubeで、現在、過去の大会の動画配信を見ることができます)。

 だが、そのザギトワ選手は、昨年、活動休止を表明している。たった1年で、女子フィギュアの勢力図は大きく変わってしまったのだ。

早すぎる世代交代

 コロナ禍によって遠い昔のことのように感じるが、2019-2020年のフィギュアスケートシーズンを振り返るといろんなことがあった。女子について言えば、選手の低年齢化を危ぶむ報道や声が多く挙がった。ジュニアからシニアに上がったばかりの15歳、16歳の選手たちがグランプリシリーズを席巻する一方で、17歳のザギトワが活動休止に追い込まれる。この出来事が、女子フィギュアの早すぎる世代交代について、議論を巻き起こしたわけだ。

 忘れられない言葉がある。

 「女子フィギュアって、子供しかできないスポーツなんだね」

 スポーツ好きの友人が、ザギトワの去就をめぐる騒ぎを知って漏らした言葉だ。17歳で引退を考えなければいけないスポーツーーだとしたら、この感想はもっともだ。

 ただし、ザギトワは競技に戻ってくると明言しており、事実として、引退ではい。とはいえ、現状、15歳、16歳の選手が勝ち続けているのも事実である。

 その大きな理由が高難度ジャンプが跳べること。女子も4回転時代に入り、トリプルアクセルを跳ぶ選手も増えてきた。もちろん若ければ高難度ジャンプが跳べるわけではない。日本にも若い選手はいるが勝てていない。だが、歳を重ねると、ジャンプを跳ぶのが難しくなるのは、長年ファンをやっている経験から、そうなのだろうと言わざるを得ない。

 それでも、「女子フィギュアは子供しかできないスポーツ」だと言いたくない気持ちが私にはある。

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May 12, 2020 at 06:01AM
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