
最初は、日本最初の五輪選手金栗四三(かなくり・しそう)だけの物語と思っていたが、五輪に関わるエピソードが豊富に登場。むしろそれで焦点がぼやけたのかもしれない。だが、初めて日本代表2人が参加した1912年ストックホルムなど記憶にとどめたい黎明(れいめい)期の苦難だった。
日本人女性初の五輪メダルに輝き、偏見の強かった女性のスポーツ参加に道を開いた陸上の人見絹枝。苦労して誘致したが情勢の悪化で無念の中止となった1940年東京五輪。圧巻はその五輪の華やかな舞台になるはずだった明治神宮外苑競技場での出陣学徒壮行会だ。
雨と涙でくしゃくしゃになった顔で見送る人々。思い出すと胸が熱くなる。意志を引き継いだ人々の尽力で64年東京五輪が開催されドラマは大団円だった。2020年東京五輪を盛り上げる意図は明白だったが、先人が苦難を積み重ねた道の先に現代の活気あるスポーツ界があることを実感できた。
新型コロナウイルスの影響で延期となった東京五輪が来年開催されなかったら中止の方向という。スポーツの命脈が絶たれるわけではないが、悲嘆にくれる選手はもう見たくない。一刻も早い収束に努めたいが、世界的な感染拡大から予断を許さない状況だ。
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May 25, 2020 at 04:00AM
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