全市民の登録目指す
勝山市は、昨年八月に市内を襲った大雨などを受けて、市公式LINE(ライン)アカウントの防災機能を充実させた。災害情報とともに、災害時にどう行動すればいいか個別タイムラインを設定しておける。市はアカウントの活用を重視し、緊急時に市民と情報共有を図りたい考え。市内で使えるお得なクーポン事業も同時に始め、全市民の登録を目指している。 (平林靖博)
アカウントのメニュー欄に新たに「防災」を搭載。メニュー内には九つの項目を設けて、市内の▽気象▽河川水位▽道路▽ライブカメラ(二十カ所超)−などの各情報が見られる関係機関のホームページにワンタップでアクセスできる。個別のタイムラインでは、台風の発生を想定し、避難場所設定ができ、大雨警報や避難指示などが発令された際のとるべき行動を事前に登録しておける。緊急時にはタイムラインを確認することで、災害の状況に合わせた行動を冷静にとることができると期待される。
防災機能は昨年十二月から開始。アカウント活用を促す市総務課では「(防災情報とともに)日常の市の情報も行き渡るようにしたい」ともしている。登録者は今年一月三日現在九千人近くで、さらに増やしていきたい構え。今後は行政手続きもアカウントから行えるようにしたい構想もある。
同時期には、アカウントで飲食店の割引などを受けられるクーポンも発行。対象店舗で提示することで、千円以上で二百円か、二千円以上で四百円かの割引を受けられる。三月までの毎月第一金曜に発行。直近の発行は六日。百十一店舗が参加する。市では初めてとなるアカウントでのクーポン発行。
市では機能充実や各種施策でアカウント登録者を全市民に増やしたい考えで、水上実喜夫市長は「(LINEは)災害時の情報伝達に効果があり、クーポンの効果も高いのでは」として、防災情報と経済的支援の両輪でアピールしている。
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