観光需要の新たな喚起策「全国旅行支援」の実施を政府が見送ったことを受けて群馬県は、宿泊料金などを割り引く「愛郷ぐんまプロジェクト」を来月末まで延長することを明らかにしました。
政府は、旅行代金から1人1泊あたり最大で8000円を割り引く「全国旅行支援」を今月前半にも実施する方針でしたが、新型コロナの感染が再び拡大していることを受けて、当面、見送ることを決めました。
これを受けて山本知事は14日の記者会見で、「全国旅行支援」の実施まで切れ目なく事業者を支援するため、宿泊料金などを割り引く「愛郷ぐんまプロジェクト」を、来月末まで延長することを明らかにしました。
対象の地域や割引の内容は変更ありません。
その上で「感染状況や医療提供体制を鑑みても、現段階は行動制限を行わず、十分に地域経済活動を回していける状況だと考えているが、今後、感染が更に拡大し、万が一行動制限をせざるを得なくなった場合には事業を途中で中止する可能性もゼロではない」と述べました。
また、山本知事は来週から本格的な夏休みシーズンに入るとして、帰省や旅行をする際には、混雑する場所を避けることや、体調が悪い場合は外出を控えるなどの自発的な対策を講じるよう求めました。
群馬県内の宿泊施設からは愛郷ぐんまプロジェクトの延長を歓迎する一方、政府が「全国旅行支援」の実施を見送ったことについて落胆する声がきかれました。
安中市の磯部温泉にあるホテル「磯部ガーデン」では、「愛郷ぐんまプロジェクト」が再開されたことし4月から先月までは、対象となっている県内や近隣の県からの客が増え、新型コロナ前の6割から7割程度まで売り上げが回復していました。
こうした中、14日が期限となっていたプロジェクトが来月末まで延長されたことについて、小泉淳支配人は「ありがたい。ここ2年くらいはホテルにとって厳しい状況だったので、お客様に楽しんでもらえるホテルにしていきたい」と話していました。
一方、感染の急拡大を受け、予約のキャンセルが出始めているということで、政府が「全国旅行支援」の実施も当面、見送ったことについては「近隣の県だけでなく、全国の旅行客が対象になった方が、われわれとしては大きいので見送りは正直残念です」と話していました。
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