スポーツを通じた地域活性化をめざし、広島県がこの春発足させた組織を引っ張る。サッカー選手らのマネジメント業のほか、出身の熊本県でも野球の独立リーグ球団の設立を進め、県内外を飛び回る日々だ。
大手スポーツメーカーに入社したが、米国駐在の5年間で「もっと現場に入りたい」との思いが募り、退社した。スポーツマネジメント会社などを経て2013年、サッカーの本田圭佑選手のマネジメントを担当。本田選手が実質オーナーを務めた海外クラブの経営にも携わり、「ファンレベルで味わえない楽しさ」を経験した。
18年春にはプロバスケットボールBリーグの「ライジングゼファー福岡」社長に転身。だが翌シーズン、資金不足に陥り、降格とリーグ退会の危機に直面する。ファンからの批判覚悟で試合会場に立つと、待っていたのは拍手や「頑張れ」の声援だった。楽しみを残してほしいという老若男女の純粋な思いに触れ、改めてスポーツの持つ力を実感。この道で生きていこうと決めた。
退任後の昨秋、県の誘いを受け…
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September 21, 2020 at 07:00AM
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スポーツで地域活性化「まず挑戦」神田康範さん - 朝日新聞社
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