8月29日、F1第7戦ベルギーGP予選が行なわれ、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した。

予選の全てのセッションでトップタイムを記録し、最後もチームメイトのバルテリ・ボッタスに0.511秒の大差を付けて通算93回目のポールポジションを獲得した。

「とてもクリーンなラップを決めることができたよ。走るたびに良くなっていったし、チームのみんなのおかげだ。僕らは直線主体のセクター1とセクター3は最速ではないけど、コーナーが連続するセクター2が強い。だから前走車のスリップストリーム(空気抵抗が減る効果)を求めるのではなく、単独で走ってパーフェクトなラップを追求したんだ。今朝はチャドウィック(・ボーズマン)が亡くなったというニュースで目を覚ましたんだ。とても衝撃を受けてドライビングに集中するのは難しかったけど、この結果を上げることがとても大切だった」

レッドブル・ホンダは金曜から好調な仕上がりを見せていたが、予選ではメルセデスAMGのパワーモードで差を付けられ、マックス・フェルスタッペンが0.526秒差の3位。ボッタスまで僅か0.015秒差だった。

「ルイスは異次元だけどバルテリにここまで近付けたのは良かった。この結果には満足しているし、明日のレースではまだまだチャンスはあると思う。もちろんルイスとのタイム差を見れば厳しいのは明らかだけど、ここでは雨が降ったりと色んな可能性もあるはずだからね」

(米家峰起通信員)