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スポーツの魅力伝えた球児たち 関係者はさらなる発信へ努力を - 産経ニュース

東海大相模に勝利し、校歌をうたう大阪桐蔭ナインスタンドでは控え部員や保護者らが見守った=8月17日、甲子園(矢島康弘撮影)
東海大相模に勝利し、校歌をうたう大阪桐蔭ナインスタンドでは控え部員や保護者らが見守った=8月17日、甲子園(矢島康弘撮影)

 2020年甲子園高校野球交流試合は17日、最終日の3試合が甲子園球場(兵庫県西宮市)で行われ、計6日間の全日程が終了した。これまで選手や関係者の新型コロナウイルス感染の報告はなく、日本高野連の八田英二会長は「(コロナとの)共存社会下での高校野球運営につながる貴重な経験を積むことができた」と大会を振り返った。

 交流試合は今春の選抜大会に選出されていた32校が招待され、各校が1試合ずつ、原則無観客の中でプレーした。次の課題は来春の選抜大会をどのような形で開催できるかにある。

 この夏は交流試合に限らず、全都道府県で地方大会の代替大会も開催された。選抜大会出場校の選考材料となる秋季大会の開催に向けては、選手の円陣禁止といった感染予防策を現場で徹底していく必要がある。学生スポーツ界では冬場にサッカーやラグビー、バレーボールなど多くの競技で全国大会を控える。春から夏にかけては大会中止が相次いだが、高校野球の開催が今後の開催機運も高めていくだろう。

 大会を本来の規模に近づけていくことも重要なテーマになる。その一つが観客の有無だ。今回は控え部員や保護者らしか入場が認められなかったが、プロ野球やJリーグは現在、1試合5千人を上限に観客を動員している。日本高野連の小倉好正事務局長は「専門家の指導を受けながら、(来春は)有観客も含めて準備をしていきたい」と話した。

 選手からは「甲子園でもっと試合がしたいと思った」という本音も漏れた。スポーツの魅力はやはり優勝を目指し、しのぎを削ることにある。だが大会が長期間になれば、選手の移動や宿泊の際の感染リスクをどう抑えるかという問題がより大きくなる。今回は北海道や東北の高校を除いて公共交通機関は使用せず、宿泊も最小限にとどめることができたが、今回の経験を糧に、さらなる対策を考えていく必要がある。

 10日の明徳義塾(高知)の逆転サヨナラ勝利など接戦が多く、テレビでも全国に生中継されたため、ひたむきなプレーが感動を呼ぶスポーツの魅力を多くのファンが改めて感じる機会になったはずだ。来年には東京五輪というビッグイベントが控える。先の見えないコロナ禍と向き合いながら、スポーツ界もまず中止ありきではなく、どうすれば大会の規模を高め、その価値を伝えられるかを考えていく時期を迎えている。  (丸山和郎)

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August 17, 2020 at 06:10PM
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