「2990円→1990円」商店街の“マスク”値下げ競争 在庫抱え売り抜けに苦心か
更新:2020/05/12 19:08
このところ大阪や兵庫の商店街などに並び始めた“マスク”。中国製で割高なものが多くみられました。しかし、5月12日に大阪市内の「天神橋筋商店街」をのぞいてみると、ある変化が起きていました。
「天神橋筋商店街では2週間ほど前に比べると1箱あたり1000円ほど値下げされています。」(記者リポート)
4月22日に取材した際には2990円だった50枚入りのマスクが、5月12日には1000円も安くなり『1990円』。同じく5枚入りで350円だったものも『250円』と3割ほど値下げされていました。
「4月の終わりぐらいはマスクがどこにも置いてなかったので、飛ぶように売れました。5月頭ぐらいから競争で価格を下げ始めた感じです。」(マスクを販売する洋服店店員)
新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着いた中国で余ったマスクが、日本に続々と入ってきているということで、大量の在庫を抱える業者が今のうちに売り抜けようと、値下げを繰り返しているとみられます。
市中でもマスクを手に入れやすくなってきたこのタイミングで、大阪府でも“アベノマスク”の配布が始まりましたが、大阪の人は…
「今この状況で『いるの?』というのが正直な気持ちですね。歩いていても9割以上の人がマスクをしている状況で、どこが足らんのかなと。」(男性)
「マスクを配ると言い始めてからずいぶん経つじゃないですか。そろそろ収束に向かってどうやって進んでいこうかという時にマスクを配られても、『なんなん?』となる。」(女性)
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