新型コロナウイルス感染拡大の影響により、今年初めから6月末ごろまでの期間に、プロ野球やサッカーのJリーグなど国内のプロスポーツ業界で約2747億円の経済損失が生じるとの試算を、関西大の宮本勝浩名誉教授(理論経済学)が13日、発表した。

中止や延期、無観客などで飲食や宿泊、グッズの売り上げなど直接的に失われる消費はプロ野球が約720億円、Jリーグは約390億円、大相撲は約56億円、バスケットボールのBリーグは約40億円、プロゴルフは約36億円、その他のプロスポーツは合わせて約30億円で合計約1272億円となった。さらに消費行動への影響など波及効果を合わせると、損失は総額約2747億円に上るとした。