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FIAモータースポーツ・ゲームス、第2回大会は2021年に開催延期 - Motorsport.com 日本版

 昨年秋にイタリアのバレルンガで初開催されたモータースポーツの新しい国別対抗戦、FIAモータースポーツ・ゲームス。今年はフランスのマルセイユとポール・リカールに舞台を移し、10月23〜25日の日程で開催される予定になっていた。なお実施種目も、1回目の6種目から15種目へと拡大される予定だった。

 しかしFIAは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、開催延期となっているモータースポーツイベントの多くが今年後半に詰め込まれることになるため、他のレースとの重複は避けられないと指摘。そのため今年中の開催を諦め、2021年の10月22日〜24日に、その日程を延期することを決めた。開催場所は当初の予定通り、ポール・リカールとマルセイユのままである。

 FIAは今回の決断により、モータースポーツ界におけるロジスティスクと財政面に関するプレッシャーを低減し、現在の前例のない危機に対処できることに期待していると語った。

「残念ながら、新型コロナウイルスの危機のため、2020年のモータースポーツ・ゲームスを、来年に延期することを決定した」

 そうFIA会長のジャン・トッドは語った。

「このことにより、ASNやチーム、およびプロモーターであるSROが、より適切に準備できるようになるはずだ」

「先週の日曜日に50周年を迎えたポール・リカールに対し、謹んでお祝い申し上げると共に、次のFIAモータースポーツ・ゲームスを歓迎してくれたことを感謝する」

 SROのCEOであるステファン・レイテルも、次のように付け加えた。

「FIAモータースポーツ・ゲームスの第2回を2021年に延期するのは、正しい行動だ」

「このイベントは、各国を代表する最も才能のあるドライバーたちによって行なわれる、シーズン後半のコンテストとして構想された。しかし今では、ほとんどのシリーズが年内に予想よりも多くのレースを開催することになる。つまり、非常に忙しい時期になってしまったということを意味する」

「この状況を回避するため、2021年に開催する計画を立てることを開始し、ポール・リカールでの代替日程が確定した。この決定が、このように適切な時期にまとめられたことを感謝すると共に、FIAモータースポーツ・ゲームスの第2回が、最終的により力強いモノになることを信じている」

 第1回目のFIAモータースポーツ・ゲームスでは、ひとつの金メダルとふたつの銅メダルを獲得したロシアが総合優勝を果たした。日本は濱口弘と笹原右京がGT CUPで金メダルを獲得。総合3位タイとなった。

 前述のとおり、第1回目の大会では6つの種目が行なわれた。しかし第2回目は、ラリーやヒストリック・モータースポーツなどが追加され、15種目になる予定だ。

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