米政権の新型コロナウイルス対策チームで中心的役割を担うファウチ国立アレルギー感染症研究所長が、開幕が延期されている大リーグなどのプロスポーツについて、無観客であれば今夏に開催が可能であると述べた。スポーツ専門局ESPN(電子版)など米メディアが15日に報じた。

感染防止のため選手をホテルに隔離し、週1回はウイルス検査を受ける条件を付けた。シートンホール大の調査によると、米国ではワクチンが開発されるまで試合観戦を控えると答えた人の割合は72%となっている。

大リーグはキャンプ地のアリゾナ州に全30球団を集めて公式戦を行う案などを検討中という。レギュラーシーズン終盤で中断されたプロバスケットボールNBAと北米プロアイスホッケーNHLも再開のめどは立っていない。(共同)