ヨーロッパでは新型コロナウイルス(Covid−19)の感染拡大が止まらず、選手などへの感染の情報も多いし、またレアル・マドリードのロレンソ・サンス元会長が死去するなど影響が続出している。
UEFAは6月の欧州選手権(EURO)の1年延期を決めたのに続いて、5月に予定されていたチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグ決勝の延期も決定した。両大会とも決勝トーナメントに入ったところで中断しており、再開のメドも立っていない現状では当然の決定だろう。
感染が爆発的に拡大しているのがイタリアで、死亡者数はついに中国を上回って6000人を突破してしまった。イタリアと中国の人口比を考えれば、信じられない様な数字である。とくに深刻なのが同国北部のロンバルディア州で、中でも同州のベルガモでは約12万人の人口の半数が感染し、医療態勢が追いつかない、いわゆる「医療崩壊」が起きているとも言われている。
ベルガモは、本来なら今頃は歓喜に包まれているはずだった。
というのも、ベルガモを本拠地とするサッカー・クラブ「アタランタ・ベルガマスカ・カルチョ」がチャンピオンズリーグのラウンド16でバレンシアを相手に4対1、4対3と連勝して、準々決勝進出を決めていたからだ。
セリエAの常連とはいえ、アタランタにとってはチャンピオンズリーグに出場するだけでも大きなことなのに、なんとベストエイトに進出したのだ。しかも、グループステージでは3連敗スタートという状況から、逆転で決勝トーナメント進出を決めての快挙だった。
新型ウイルスの感染さえなければ、本当だったら、今頃は準々決勝の対戦相手も決まって、街中の人たちが期待に胸を躍らせていたはずだったのだ。
ベルガモは、ミラノから日帰り観光も可能な山に囲まれた風光明媚な小都市だ。自転車のロードレース、ジロ・ディタリアでも、アタランタでのゴールが設定されると、ゴール前の城壁を臨む上り坂は実に美しいコースだった(そういえば、ジロの延期も決まってしまった)。
小都市ベルガモのクラブであるアタランタが、長くセリエAに定着できているのは、このクラブが育成面で素晴らしい成果を上げているからである。
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March 25, 2020 at 03:00PM
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世界的な災厄の中でスポーツが持つ力とは……。ベルガモという北イタリアの小さな街に寄せる心 - Jsports
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