昨年優勝した大会の副賞の車を前に、プロとしての意気込みを語る林さん=関市小瀬で |
テレビやスマートフォンのゲームをスポーツに見立て、対戦する「eスポーツ」。二〇一八年に日本eスポーツ連合によるプロライセンス制度が確立し、裾野が広がりつつある。関市小瀬の林大貴さん(26)は「ごーず」の名で専業のプロとして活躍。他の仕事を掛け持つ選手が多い中「始まったばかりの分野を盛り上げたい」と意気込む。
林さんは、会員制交流サイト(SNS)運営ミクシィ(東京都)が提供するスマホ用ロールプレーイングゲーム「モンスターストライク(モンスト)」のプロ資格を一九年に得た。愛知、岐阜両県の在住者でつくるプロチームに所属し、全国を回るツアーで国内のプロチームと対戦する。
動画投稿サイトYouTube(ユーチューブ)では攻略法を実況する動画を配信。動画広告や大会の賞金などで収入を得ている。
テレビやスマホのゲームを始めたのは高校生の頃で、eスポーツ選手としては遅咲きだ。もともと対戦型のカードゲームが好きで、さまざまな人と知り合えるオンラインゲームの楽しさにはまった。一四年には、ユーチューブに攻略法を解説する自身のチャンネルを開いた。
プロのモンストの試合は四人一組で戦う。味方同士が協力し、同じ条件で攻撃を繰り出すモンスターを攻略する速さを競う。攻略法はいくつもあり、チームの色が出やすい。「仲間と楽しめ、研究しがいがある」と魅力を語る。
追加メンバーを募集していたチーム「どんどんススムンガ」に一七年末に加入。林さんは翌年一月の大会でデビューした。全国大会で上位成績を収めたチームがプロとして認定される制度が直後の二月に確立し、チームでのプロ取得が目標になった。
認定が懸かった同年夏の「モンストグランプリ」では、惜しくも中部地区予選で敗退。雪辱を期して臨んだ一九年のグランプリでは全国大会で優勝し、プロ資格の条件を満たした。プロ転向後は、全国各地を遠征するほか、県内の催しでゲストとして講演するなど、ゲームの魅力を伝えている。
チームの他のメンバーは会社員や専門学校生で、専業を貫くのは一人だけだ。練習は全員の時間が合う午後九時ごろから深夜零時ごろまで、各自の自宅からスマホに接続して息を合わせる。昨季のプロツアーは十二チーム中八位に沈んだ。「次回は上位に食い込みたい」と活躍を誓う。
「全国でゲームのファンと直接触れ合えるのは楽しい」とプロの楽しさを語る林さん。競技人口を増やすため、精力的に働き掛ける。週に三〜四回ほど小まめに解説動画を投稿し、ユーチューブのチャンネル登録者は五千五百人を超えた。「専業で時間を使える自分だからこそ、情報発信で力になりたい」と思いは熱い。
(鈴木太郎)
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March 15, 2020 at 03:08AM
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専業プロ・関の林さん、eスポーツの魅力発信 解説動画投稿「盛り上げたい」 - 中日新聞
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